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PHS-30 「幕開けは子爵のキスで」 MIRA文庫「籠の中の貴婦人」 マーガレット・ムーア [HQヒストリカル]

本当に久しぶりの更新です
幼稚園の卒園で忙しくて、ブログを開く気力もなかったです
ホント、役員なんてなるもんじゃないなあと思いつつ、終わってしまえば良い思い出ですね
そして、当然ながら、サボっている間にも邦訳が刊行されています
待望のマーガレット・ムーアのKissシリーズ!(勝手にシリーズ名つけちゃってますけど)
延び延びにはなってましたが、ちゃんと読了しました^^


PHS-30 「幕開けは子爵のキスで」

Kissシリーズの4作目。前作「あのキスの記憶」で結構出番の多かった蜘蛛大好きバギーこと、ジャスティニアン・ブロムウェルがヒーローです。
彼のお相手はどんなヒロインだろう……と想像力豊かに思い描いていましたが、見事に裏切られ、普通の女性でした^^;
前作が好きだったので、期待が膨らみ過ぎていたのかなあ?何だか読むのに苦労した感がありました
うーん…感想も苦労してます><
ジャスティニアンが真面目で親切で、変に融通がきかなくて……かといって衝動的でない訳ではないし、そういった欲求もちゃんとあるんですが、ヒーローとしてはお坊ちゃんすぎる上に大人しくて優しすぎるのかなあ
そういう性格なので、ヒロインの身の上話の時もかなり冷静で、ちょっと肩透かしを食らいました。ヒロインが正体を偽っていて、それをバラした時に怒らなかったヒーローは珍しいですよね。いつもなら、事情を察してやれよヒーローーー;って思うんですが、え?怒らないの?って思ったのは初めてでした
まあ、その辺の性格設定は前作までとブレがなくて、安心できる部分ではありました。
でも、話を読み始めるまでに前作でジャスティニアン像が出来ちゃってるもんだから、蜘蛛以外のことで衝動的になる彼にちょっと驚いたりもしました
ヒロインのネルも普通の女性ですが、理性的で現実的なのでそれなりに好感が持てます。罪悪感から身元を偽っていることを自分から打ち明けるのにも好感が持てました
二人とも苦手なタイプのキャラじゃないのに、何だか微妙だった理由が未だに解らず、不思議な作品でした。やっぱりネルが原因かなあ?
こりゃ、5作目のチャーリーに期待か。と思いながら読み進めていた終盤。大団円で彼が登場し、本物のレディ・エレノアと出会ったシーンは正に期待を裏切らないロマンスの始まりにドキドキです
膨らむ期待と共に読み進め、その数ページ後、今作が最終話で、チャーリーの話はなさそうだと気付く><
5年後のエピローグで二人が既にくっついておりました;;
とっても残念です

で、全話読んで、やっぱり私は3作目が一番好きだな~と思った次第です
チャ~リ~カムバック!!!
一番私好みのヒーローになりそうなキャラだったのに~TT
向こうのサイト調べてもチャーリーの話は発刊されていないようなので、結局何をどう頑張っても全4作なんだけど

スピン:
「恋物語の悪役をあなたに」(RHブックス・プラス)
「薔薇のキスであなたを」(RHブックス・プラス)
「あのキスの記憶」(ハーレクイン・ヒストリカル)


MIRA文庫「籠の中の貴婦人」

久しぶりに中世物を読んだ気がします
ジョン王の時代だし、舞台が彼の宮廷で終始してしまうので、ずっと閉塞感がありました
その重苦しさも中世の醍醐味です
リージェンシーばっかりだと、たまに中世物を読みたくなるんですよね
最近、リージェンシーロマンスに食傷気味だったので、中世物で思わずにやりとしてしまいました
ストーリーは可もなく不可もなく。キャラクターも可もなく不可もなく
マーガレット・ムーアっぽい変わった設定はありませんでした
良く言えば、先が読めるし安心して読み進めることができる作品ですが、悪く言えば使い古された設定とストーリーです
絶対に誰とも結婚しないと姉妹で誓い、その誓いに拘って意固地になるヒロインは私は好きになれなかったかな
誓いって言うけど、話の中での雰囲気では姉妹との子供の約束って感じなんですよね。騎士の誓いとは重さが違い過ぎると思うんだけどな
オリヴァーは詰めの甘い所以外は問題なく、素敵なヒーローです。その詰めの甘さが問題といえば問題ですが
そして、この時代の作品の例にもれず、ジョン王には毎度腹が立ちます^^;
ジョン王が良い人に書かれている作品を読んだことがないわ

さてさて、この作品、最低でも4人のスピンがありそうな展開でした
アデレイドの二人の妹、ジリアンとリゼット。アルマンの二人の弟、ベイアードとオリヴァー(彼はここに書いちゃうとかなりのネタばれ?)
次作はベイアードとジリアンのカップルのようです。邦訳期待してます

幕開けは子爵のキスで (ハーレクイン・ヒストリカルスペシャル)

幕開けは子爵のキスで (ハーレクイン・ヒストリカルスペシャル)

  • 作者: マーガレット ムーア
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2011/12/27
  • メディア: 単行本



籠の中の貴婦人 (MIRA文庫)

籠の中の貴婦人 (MIRA文庫)

  • 作者: マーガレット ムーア
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2012/03/15
  • メディア: 文庫



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