「クリスマス・ストーリー２００６ 純白の奇跡」 ベティ・ニールズ／ニコラ・コーニック

私のタイトルに偽りアリ＾＾；
実はベティ・ニールズの方は読んでいません
なので、ニコラ・コーニック「恋を忘れた公爵」だけの感想です
なにしろ、セバスチャン・フリート公爵のためにこの本を手に入れたのですから

「放蕩貴族の素顔」３部作を読んだ後、セバスチャンの行く末が気になって気になって……
だって、3作品目の放蕩貴族はセバスチャンだと思い込んでたもんだから＾＾；
やっと読めました＊＾＾＊
面白かったです！
セバスチャンの壊れ方が、もう、見事！
沈着冷静な放蕩者ヒーローが恋に振り回されて壊れるのは時々ありますが、ここまでいろいろな壊れ方をしたヒーローは初めてだなあ。壊れ方は違うけどデボラ・シモンズの「伯爵家の事情」のヒーローを思い出しました
好感の持てる壊れ方ではセバスチャンに敵う人はいないんじゃなかろうか
婚約してからも違う壊れ方してるし
あれだけ大騒ぎの末婚約までこぎ着け、誰も文句が言えない状態になると今度は大事すぎて手が出せないって……分かる気もするけど、そっち行っちゃいましたかって思わず笑ってしまいました
まあ、結局ハッピーエンドで面白かったです
短くて内容があまりないので、さらっと読めてしまうのも良かったですね
短編ゆえにクララの性格がちょっと掴みきれなかったかなあという不満もありますが、今作はセバスチャンが壊れていくのを暖かく見守る話なので、ヒロインはまあ気にしない＾＾；

これで「放蕩貴族の素顔」のシリーズは制覇かな

純白の奇跡―クリスマス・ストーリー2006 (クリスマス・ストーリー (2006))

• 作者: ベティ ニールズ
• 出版社/メーカー: ハーレクイン
• 発売日: 2006/11
• メディア: 新書

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