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HS-74「不機嫌な花嫁」 HS-88「黒い豹」 デボラ・シモンズ [HQヒストリカル]

「不機嫌な花嫁」

陽気で呑気な育ちの良い金髪美青年も良いなと思った初めての作品でした
デボラ・シモンズの邦訳されている作品の中では一番古い作品かな
父親が財産を使い込んでしまい、金持ちの女性と結婚せねばならない伯爵の跡継ぎで子爵のヒーロー・レイトン。求婚者は財産目当てと壁を作り”氷の女王”とまで呼ばれるヒロイン・メリッサ
設定もストーリーも、ヒロインの頑なさも、とてもリージェンシーらしい作品で、楽しんで読むことができました
読者は結構早めに気づくようになっていますが、メインのカップル以外に成立するするカップルには驚きですし、ラストのオチも予想外
財産目当ての結婚がのはずが、その財産が……
って、まあ、ハーレクインらしいご都合主義の完全なるハッピーエンドではありませんが、主人公たちが上手く行く結末はこれしかないんだろうなと、納得もできるラストでした


「黒い豹」

フランス革命後、ナポレオン台頭前の混乱期のフランスの話で、かなり異色の作品です
設定もこれまた異色。ヒーローが話せません
ヒーローとヒロインの会話がないままストーリーは進みます
筆談はありますが……
ヒロインのドミニクは伯爵令嬢なので、身分を隠してガブリエルとして宿屋で働いています
ネタバレですがヒーローのアレクサンドルも同様です
フランス革命後のパリでの話なので、ギロチンの話題が頻繁です。全体的に暗い話に感じます
明るく洗練されたリージェンシーの世界観が好きな人はダメな話かも
私は結構好きでしたね
ラストはこの時代のフランス人としては完璧なハッピーエンドではないでしょうか


不機嫌な花嫁 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

不機嫌な花嫁 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

  • 作者: デボラ シモンズ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 新書



黒い豹 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

黒い豹 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

  • 作者: デボラ シモンズ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 新書



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Cialis daily

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by Cialis daily (2018-04-14 15:10) 

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