HQB-368 「孔雀の貴婦人」ニコラ・コーニック [MIRA文庫]
HQB-368 「孔雀の貴婦人」ニコラ・コーニック
ニコラ・コーニックの作風を期待してるとがっかりするかも
話の展開なんかは、ニコラ・コーニックだなあと思えるのですが、ヒロインの設定がかなり痛々しいのです
そして読み進めていてあまり好きではない展開に……
なんか、昔こんな作品読んだ気がするなあと思っていて思い出しました
ゲイル・ウィルソンの「夜が明けるまで」です。ものすごく、読後の後味が悪かった覚えがあります(面白くないということではありません)
後半でヒーローが知らされた、マリ自身さえも知らない過去が前述の作品と同じパターンなんですよね
つまり、ヒロインが元愛人で、王道のなんちゃってやヒーローの誤解ではないのです
愛人になった理由も前述の作品と同系統で家族のために脅されて。そして終盤にその必要がなかったと知らされるパターン……ヒロインが経験豊富なのは全然平気だけど、この脅されて屈したのにその必要がなかったというパターンが私が最も苦手とする展開です><
ラストにハッピーエンドでも、気持ち良く読み終われないんです
更に、ヒロインが犯罪に加担しているのも私的には気持ち良くない原因の一つ
作品全体に言えることですが、大義名分、人の善の感情の前に法が軽んじられすぎている
義賊に関しては王道だし、まあ、納得いかないまでも良しとしても、ヒロインの意思に沿うために司法の手から殺人者を国外へ逃がしてしまうヒーローは嫌だな
見逃すのと、捕まったのを逃亡させるのは大きな差があるし、その際の法に忠実であろうとする苦悩とかが全くないのが気に入らなかった所かも
と、私的に色々問題のある作品です
ただ、脇役のキャラクターがニコラ・コーニック節が効いていて読んでいて楽しかったです
公爵夫人のその後はとっても気になるところですしね
ニコラ・コーニックの作風を期待してるとがっかりするかも
話の展開なんかは、ニコラ・コーニックだなあと思えるのですが、ヒロインの設定がかなり痛々しいのです
そして読み進めていてあまり好きではない展開に……
なんか、昔こんな作品読んだ気がするなあと思っていて思い出しました
ゲイル・ウィルソンの「夜が明けるまで」です。ものすごく、読後の後味が悪かった覚えがあります(面白くないということではありません)
後半でヒーローが知らされた、マリ自身さえも知らない過去が前述の作品と同じパターンなんですよね
つまり、ヒロインが元愛人で、王道のなんちゃってやヒーローの誤解ではないのです
愛人になった理由も前述の作品と同系統で家族のために脅されて。そして終盤にその必要がなかったと知らされるパターン……ヒロインが経験豊富なのは全然平気だけど、この脅されて屈したのにその必要がなかったというパターンが私が最も苦手とする展開です><
ラストにハッピーエンドでも、気持ち良く読み終われないんです
更に、ヒロインが犯罪に加担しているのも私的には気持ち良くない原因の一つ
作品全体に言えることですが、大義名分、人の善の感情の前に法が軽んじられすぎている
義賊に関しては王道だし、まあ、納得いかないまでも良しとしても、ヒロインの意思に沿うために司法の手から殺人者を国外へ逃がしてしまうヒーローは嫌だな
見逃すのと、捕まったのを逃亡させるのは大きな差があるし、その際の法に忠実であろうとする苦悩とかが全くないのが気に入らなかった所かも
と、私的に色々問題のある作品です
ただ、脇役のキャラクターがニコラ・コーニック節が効いていて読んでいて楽しかったです
公爵夫人のその後はとっても気になるところですしね
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