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HQB-296 「公爵と乙女の秘密」 デボラ・シモンズ [HQヒストリカル]

5月はハーレクインヒストリカルの新刊がありません
というより、ヒストリカルがなくなっちゃいました;;
ハーレクインヒストリカルスペシャル創刊って、エキストラとは違うのかしら……
うーん…わざわざスペシャルにする理由がわからない。ページ数が増えるってこと?
まあ、とりあえず6月に新刊が発売されるまでのお楽しみってことね^^;

そして、5月にヒストリカルがない代わりのように発行されているハーレクイン文庫のデボラ・シモンズ
調べてみると、デボラ・シモンズの一番初めの作品の邦訳でした
邦訳されてなかったんですね
確かに、最近の作品とはちょっと雰囲気が違いました
「シャーロットの冒険」辺りの作品と勢いが似てるかな。と思いながら読んでいました。当たり前ですね^^;
ストーリー展開が早く、何度も山が訪れ、ジェットコースターのような作品でした
いつキャットの秘密がランサムにバレるのか常にドキドキしながらストーリーを読み進めるので、常に緊張感があり、次が気になって読む手を止めるのが大変です
キャビンボーイに成りすましてイギリスからカリブ海まで船旅を成し遂げてしまうキャサリンが凄いです。デブリンの部下に捕まっても自力で逃げ出すヒロインですしね^^;
リージェンシーのヒロインとしては異質ですが、こういう元気の良いヒロインは好きだな
そして、ヒーローに触れられるとボーとして何も考えられなくなるデボラ・シモンズのヒロインらしい分別のなさもしっかり健在で、そのお陰でロマンスが熱いです
沈着冷静で世界を斜めに見ているランサムが、ことキャットのことになると理性も自制心も正しい判断力もなくなってしまう所もデボラ・シモンズのヒーローらしくて素敵です*^^*
この正しい判断力のなさがキャットを誤解して、正体を見抜けなかった原因?で、よくよく考えるとランサムって結構間抜けかも^^;

しかし、キャット=キャサリンということをランサムが悟ってからはかなり蛇足チックですーー;
だらだら長い!
その辺りのまとまりの悪さが新人って感じです
初めての作品だということなので、完成度の低さは仕方ないかと納得していますが……
物語の紆余曲折の原因となったエドワードとデブリンの対決が取ってつけたような感じがします
結婚する前にデブリンやエドワードとの対決を持ってくればすっきりとまとまったんじゃないかなあ


公爵と乙女の秘密 (ハーレクイン文庫)

公爵と乙女の秘密 (ハーレクイン文庫)

  • 作者: デボラ シモンズ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 文庫



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