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HS-149 「聖夜の恋人たち」 スーザン・スペンサ・ポール/シャーリー・アントン/トーリ・フィリップス [HQヒストリカル]

クリスマスを主題にした短編集です
3作家さんとも比較的好きな作品を書くので、当たりの短編集でした

「守られた誓い」 スーザン・スペンサー・ポール
愛と称号と財産との三部作とそのスピンオフ3作で好きな作家さんです
リージェンシーということでちょっとドキドキして読み始めましたが、さすがです!
身分違いもので、ヒーローが称号も(あまり)財産も持っていない元軍人なので、話は地味目かな
だけど面白い
脇を固めるキャラクターがいい味出してるんですよね
ローズを手に入れるためにコリンが彼女の女主人の心を開かせていくのは自然な感じで、良かったです
ヒーローが強引なところはあるが傲慢でないのがとても良い^^
短編のわりに登場人物が多く、肉付けがしっかりしているので、短いのが少し残念な感じもします
でもさらりと短時間でヒストリカルロマンスを堪能できるのは嬉しいですね
気になったのは、ローズを助けたカーデモア伯爵の存在
邦訳されていないリージェンシーものがあるのだろうか?スピンオフがありそうな匂いがするんだけど……

「暁の恋歌」 シャーリー・アントン
「王の定めにより」しか読んでいませんが、面白かった記憶があります
この作家さんの他の作品が全部スピンになっているみたいなので、揃うのを待っている状態です^^;
こちらも身分違いものです
クリスマス作品は身分違いを乗り越える奇跡が描きやすいのかしら
ヒーローが貴族の吟遊詩人というのは初めて読みました。まあ、元騎士ですが
(トーリ・フィリップスで道化師というのはありましたが……)
貴族って、騎士と聖職者以外の選択肢も可能なんですね。それ以外の選択肢がないと思っていました^^;
HQヒストリカルって変な偏った知識になってしまうわ><
結局、アランは宿屋に留まるのか?グレースを連れて自分のささやかな領地へ戻るのか?と、最後がちょっと気になりました

「十二夜の騎士」 トーリ・フィリップス
これが読みたかったのでこの本を手に入れたんです
キャヴェンディッシュ家のシリーズはこれで読破です
とにかく性格が無茶苦茶という触れ込みのガイの次女アリサ
他の作品でもちょっと扱き下ろされていましたしね
気の強い頑固でお馬鹿なヒロインは大の苦手です。最後まで投げずに読めるか心配でした
内容が結構盛りだくさんなわりに展開が速く、短編なのが残念でした
アリサが徐々に変わっていく様がページの都合で急激に変化していきますから、ちょっとついていくのが大変でしたその辺り、丁寧に描ける長編で読みたかった気がします
でもまあ、短編だからこそ、頑固さがあまり発揮されず、読みやすかったのかもしれませんね
マックスの友人との賭け話が問題になりそうで、結局まったく問題にならず、大人になったアリサが素直に受け入れているところとか、短編ゆえの心残りもありますが、まあ、概ね面白く読めました
クリスマス十二夜の間毎日贈り物を送って、最後にプロポーズってロマンティックで素敵でした


聖夜の恋人たち (クリスマス・ロマンス・ベリーベスト)

聖夜の恋人たち (クリスマス・ロマンス・ベリーベスト)

  • 作者: スーザン・スペンサー ポール
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 新書



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