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英国王妃の事件ファイル  リース・ボウエン [気になる商品]

英国王妃の事件ファイル1~3  リース・ボウエン   /コージーブックス

えーと、邦題と表紙絵(ジョージーはあんな下品なギャル風ではない。兄曰く、素晴らしく見た目が良いとのこと。つまり、パッと見、上品で高慢な外見なのだ。絵師は内容知らずに絵を描いているとしか思えない)はどうかと思うのですが、「英国王妃の事件ファイル1」が面白かったので感想でも……。
ヒストリカルロマンス好きなら楽しく読めると思う。


コージーミステリーです。
時代が1932年から始まります。
主人公は英国王位継承者34位の公爵令嬢ジョージーです。
21歳の結婚適齢期の超お嬢様です。
でも超貧乏です。
と書けば、嫌でも分かると思います。
英国20世紀初頭の上流階級のヒストリカルロマンスの匂いがぷんぷんします。
たぶん、それが手にした動機だと思います。
ジョージー目線での本当の上流階級と庶民とのマナーやしゃべり方(発音)などの違いの解説が文中にたまに出てくるんですが、それがなかなか興味深っかたです。
そして、ミステリーとして普通に面白かった。

現在「貧乏お嬢様、メイドになる」「貧乏お嬢様、古書店へ行く」「貧乏お嬢様、空を舞う」の3冊が出ています。
いわゆるヒーローは黒髪のハンサムなアイルランド貴族の男爵の息子ダーシー・オマーラ……たぶん長男だと思うけど、これまた超貧乏。
二巻ではアイルランドの屋敷をお父さんが手放したらしく、ますます貧乏に^^;だからダーシーは資産家のお嬢様と結婚しようとしてるフォーチュンハンターです。
ジョージーの方はというと、ルーマニアのジークフリート王子との結婚を王妃が望んでるらしい。ジョージーは嫌がってるんだけど。
それに、ダーシーの謎にもワクワクする。彼は金はないが、ジョージーを守ってる所を見ると結構なんでもできるヒーロータイプだ。
二巻と三巻から、諜報員ではないかと推測されるが、まだはっきりしない。
イギリスでは貧乏貴族またはその息子って、社交界に顔パスだし、働かないと食っていけないから、諜報員にうってつけだったらしい(ホントかな?)ので、間違いないような気がするけど。
殺人事件が起こる中で、この二人の関係が一歩進んでは二歩下がる感じで、ジリジリします。それがまた楽しい。
四巻以降も順次邦訳してほしい。私が話を忘れ去ってしまう前に……。

貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)

貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)

  • 作者: リース ボウエン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: 文庫



貧乏お嬢さま、古書店へ行く (コージーブックス)

貧乏お嬢さま、古書店へ行く (コージーブックス)

  • 作者: リース ボウエン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 文庫



貧乏お嬢さま、空を舞う (コージーブックス)

貧乏お嬢さま、空を舞う (コージーブックス)

  • 作者: リース ボウエン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2014/06/10
  • メディア: 文庫



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