SSブログ

ブーリン家の姉妹 [気になる商品]

HQヒストリカルを読み始めて、英国の歴史が気になる今日この頃
最近ドラマや映画を何気に見ていて楽しいのは、小説で説明されてる衣装やダンス、部屋などが目で見られるということ
男性のズボンや女性のドレスなど、時代によって形式が様々で面白いし、文章でいまいちピンとこなかったものが、ああ!なるほど!と一目でわかるのがいいですね
「ブーリン家の姉妹」も例に洩れず、とても良かったです
ただ、コッドピースはあまりよくわかりませんでした
ついてるような気がする…って感じ?
HQヒストリカルのトーリ・フィリップの作品ですっごく気になってたんですよね、コッドピース^^;
でも、女性のドレスや男性の服やマントなど今まで読んできた文章と重なり、なるほど!と感慨もひとしおでした

歴史の授業中、プロテスタントの台頭のあたりで数行で流されるイギリス国教会ですが、私は当時の歴史の先生が言った言葉に衝撃を受けた覚えがあります
「若い嫁さんをもらうために、年上の嫁さんと離婚したかったからカトリックをやめて英国国教会を作った王様です」
なんてことをさらりと言って次の話をしていました
まあ、その通りなんだろうけど、身も蓋もない……と、今なら思いますが、当時、教師が言ったことが本当だとも思えず、かといって嘘とも思えず、どこまでが冗談なんだろう?と首を傾げました
後で離婚するために英国国教会を作ったのが本当と知り、あの時の教師の台詞が忘れられません^^;
この映画を見て当時の教師を思い出しました
冗談ぽく、さらりと教科書にない歴史の小話を含ませる先生だったように思います……と、恩師の話は別にいいんですが
教科書に簡単に書かれている内容でも、当時の人間模様を織り交ぜてこんなにもドラスティックになる
あまり何も考えずに暇つぶしで見た映画でしたが、当たりでした
全編のシーンに全てちゃんと意味があり、見終わった後に、ああ!あのシーンはこういうことか!とか考えるのが楽しい
それに全てのキャストがきちんと存在感があり、リアリティがあった
姉妹の確執を中心にストーリーが展開されてゆく為か、当時の政治的状況に詳しくなくても戸惑いなく受け入れられました

史実に基づいたフィクションなので、結末は解っているんだけれど、終盤の王妃になってからのアンが痛々しくて見ていられなかった
アンが強く見えて実は非常に打たれ弱い人なんだなと最初の方から思いました
外見のメアリーへのコンプレックスが結構強いんだけど、そう感じる自分が自分で許せないといった矛盾を感じていた様な気がします
父親に好かれるために頑張って生きている長女気質な所とか、どうやら私はアンに感情移入したようです
残念ながら自分で選んで愛してる夫がいるのにヘンリー8世を愛してしまうメアリーには感情移入できませんでした

16世紀英国ヒストリカルが好きな方にはお勧めですね
悲劇ですけど^^;
(因みに、現時点で認識されている史実にこだわる方は見ちゃだめな作品ですね)


ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]

ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。