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HS-175「囚われの聖女」HS-21「道化師は恋の語りべ」 トーリ・フィリップス [HQヒストリカル]

キャヴェンディッシュ家におけるプランジネッタ家の秘密と、金の刺繍平原の会見に端を発する出来事に関しては「水都の麗人」までで綺麗に終わっていました
なので、これ以降の作品はストーリー的には前作からのかかわりがありません

「囚われの聖女」
フランシスとキットが出張ってて嬉しい限りです*^^*
このページ数で三分の二がヒーローとヒロイン二人っきりの牢屋(実際は打ち捨てられた砦ですが)で話が進んでいき、やっと場面が変わるのかと思ったら、もう終盤でした^^;
話や設定は面白かったですが、ヒールがあっけなく政変に負けて消えていってしまったので、ちょっと消化不良かな
史実を基本にしてると無茶なストーリー展開をできないのが悲しいところですね
ノーサンバーランド公爵家とソーンベリー伯爵家の対決があると想像して読み進めてたので、かなり肩透かしを食らってしまいました
結局、話の肝は平民よりもなお悪いジプシーの花婿をガイが認められるかというところだったのか……小さな話になってしまってるーー;
まあ、楽しめたのでいいんですが

「道化師は恋の語りべ」
おもしろい!
ヒーローが本当の道化師で、ヒロインがヒールがら逃げるために道化師の弟子の少年に扮するという、かなり変わった設定ですが、結構つぼに入ってきました
タールトンが実は裏のあるキャラだと思いましたが、本当にただの道化師だったとは^^;
いや、ただのではないんですが……実は間諜だし、貴族の庶子だし、でも、エリザベスとの身分違いは最後まで覆らず……エピローグはやっぱりねと思いつつ、大満足の終わり方です
因みに、道化師と訳されていましたが、多分正確には宮廷道化師(jester)の方かな。ジェスターは諜報活動もしていたそうだし
ただの道化師と訳すと日本人はピエロ(clown)のイメージ持っちゃう気がする

キャヴェンディッシュ家は全く出てこないのですね
ハロウィーンの奇跡の最後にもありましたがベルとマークの孫娘がヒロインですが、キャヴェンディッシュを思わせるところは名前以外何も出てきませんでした


囚われの聖女 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

囚われの聖女 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)

  • 作者: トーリ フィリップス
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 新書




道化師は恋の語りべ (ハーレクイン文庫)

道化師は恋の語りべ (ハーレクイン文庫)

  • 作者: トーリ フィリップス
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 文庫



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