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日の名残り  ~Remains Of Day  映画 [気になる商品]

ハークレインヒストリカルを読んでて常々思うことがある。
英国のお屋敷の造りだ
もちろん主人や客人用のメイン扉・階段・廊下と召使い用扉・階段・廊下に分かれていることは知っている
知ってはいるけどいまいちピンとこなかった
そんな話を母とした時に「日の名残り」を勧められました
話はともかく、執事視点なので屋敷の構造とかわかりやすいよとのこと
確かに、解りやすかった。それに、人を呼ぶベルがまさかあんな構造になっているとは^^;

母曰く、話は淡々としていてあんまり覚えてないからそれなりだったんじゃない?
いえいえ、とんでもない
確かに淡々としていて、そんなに大事件があるわけではなく(歴史的には大事件ですが)、素敵なロマンスがあるわけでもなく、とにかく非常に地味な話ではある
因みに華やかさは全くない。画面に出てくる性別の比率でいえば8割が男性なのだから当たり前か^^;
だけど、それが良かった
っていうか、すごい私好みの話なんですけど……母と私の本に対する感性は真逆だからなあ
しみじみと切ない話でした
ハッピーエンドでもなく、アンハッピーエンドでもなく、ただ日常が繰り返される
そういう終わり方は「終わったあ」という達成感はないですが、後でボディブローのように効いてきます
予想に反して面白かった~

原作があるんですね
文章でも読んでみたい話です


日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫



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